I divide me


私は私を分割する。
理性の刃は万物を果てしなく分割するだろう。
atomをすら分割するだろう。
そして、"部分"を解き明かしては組み立てるだろう。

しかし、解き明かされない"部分"もある。

部分が全体と同じように複雑なもの。
次元と次元の狭間にあるもの。

灰色の空から降り来る粉雪。
巴里にそびえ立つ体積のない構造物。

カフェーから見渡す誰そ彼れ色の路面を歩いてゆく影の群。
ベーゴマの模様を思わせる古代の渦巻き。

私はそれを愛する。
そして、分割の徒労を愛するだろう。

カントールの狂気に捧ぐ