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2006年06月29日

天使が舞い降りても

『戦争を演じた神々たち』所収「天使が舞い降りても」はその寓話的雰囲気が好きだ。いや、この連作短編集に収録されている作品は全部、寓話的、神話的、詩的にして荘厳なのだけれど。

戦争を演じた神々たち(全)
戦争を演じた神々たち(全)

ASIN:
415030632X
作者:
大原 まり子
出版社・メーカー:
早川書房
出版社・メーカー:
早川書房
出版社・メーカー:
早川書房
発売(予定)日:
2000-02
定価:
¥ 735
Amazon内売上順位:
68581
評価:
4.5

不調に襲われるとたまにこの作品のフレーズがぐるぐると頭の中を回り出す。

  • 「"喪失"だな。おまえの物語のメインテーマは"失うこと"だ。人生の最初から」
  • 「連中はなにごとかを成しているぞ。どのような意志かどのような目的か知らんが、ともかく莫大なエネルギーだ」
  • 「彼らの行った破壊のエネルギーが、わしにいったいどれほどの力を与えていったか、想像がつくかね?」

あ、気がついたら、これ全部AUM老人の台詞だね。聖音AUM。サンスクリット語かな。どっかの今は改名した新興宗教団体が名前にも使ってたね。

世界の創造と維持と破壊の作用。ヴェーダの三柱の神々。中国語への音訳転写で仏典では阿吽(あうん)だったか。

死ねばいいのに。



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