徒然スタック [2003.01.01]-[2003.04.27]

上に上にとpushしていくからstack。別にpopする予定はないのだけど。

……オタク系の人って「徒然」って言葉好きですよね。何故か。


目次


講演会の続く日々

先日に続いて今日も講演会でした。といっても、今日はネタは違って、性同一性障害関連の講演会です。

会場にて、ちひろさんやバニラさん、ねぎこさんにお目にかかれました。私も含めて全員、2ちゃんねるの性同一性障害関連スレッドのコテハンです。講演会終了後、2ちゃんねらー×4でファミレスに向かい、少しお話ししてきました。

バニラさんは綺麗です。実は昨日あべメンタルクリニックでもお見かけして、その時は声は掛けなかったのだけれど、そう思ったのは覚えています。ねぎこさんは、御本人が言うにはカムアウトしてない関係などで「男性として許されるギリギリの婦人服」とのことで、確かに一番男性寄りな服装ではあったけれど、それでも「そういう格好の女性」にしか見えないのが凄い。やっぱり顔が女性的なのと、仕草やなんかが自然に女性らしいというのが大きいのかも知れない。ちひろさんは、可愛い。「お嬢さん」という表現が相応しい感じ。

とりとめもなく喋ってきただけだけれど、本当に楽しかったです。帰り掛けに買ってきたワインも美味しいし、来週のゼミで発表する証明も今さっき思いついたし、幸せ幸せな日曜でした。

2003.04.27

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rms講演会

rmsことRichard M. Stallmanの講演会を聞いてきた。内容の多くはこれまでに彼が語り続けてきたことの繰り返しであって、例えば「GNUシステムとフリーソフトウェア運動」あたりは今回の講演内容にかなり近い。しかし、聞きに行った価値はあった。

彼の言葉には力がある。私は英語に自信が無かったので同時通訳のレシーバーを借りたのだけれど、彼は平易な言葉でゆっくり、はっきりした発音で話したのでかなり聞き取りやすかった。結局、法律の話になったとき以外はレシーバーのお世話にならずに済んだ。通訳を挟まずに聞く彼の言葉には何か人を動かすものがあり、あの壮大すぎるGNUプロジェクトが色々な問題を抱えながらも斯くもうまく動いてきた理由が分かった気がした。ウィザードは、エディターの上だけでのウィザードではないのだ。

un-freeなソフトウェアやMicrosoftを絶対的に敵視してこき下ろすのも相変わらずで、その辺は個人的には言いすぎだと思っているので適当に聞き流した。

残念ながら質疑応答での質問者のレベルはあまり高くなかった。私自身は気の利いた質問を思いつかずに挙手せずじまいだったから、あまり人様のことを悪く言いたくはないのだけれど、それにしたって「GNU GPLライセンス契約書はどのようなライセンスで提供されているのですか?」だの「フリーなソフトウェアを利用して儲けようとする人が出てくると思いますが、それについてはどう思いますか?」は無いだろう。

そう言う質問にも彼は怒ることなく、その都度、彼の教義を様々な形で説いていた。まぁ、面白かった。それが感想である。

2003.04.25

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近況

志乃お姉さまの引っ越しを手伝ったり、蕨メンタルクリニックに行ったり、サークルの新入生勧誘に精を出したり、栄里嬢の家に遊びに行ったり。最近はそんなことをしていました。

今年度はゼミが必修で今日がその初回だったのだけれど、私が発表担当だったものでそれはそれは大変でした。ちょっと欲張って範囲を広く取りすぎたので、結局ここ3日間は、ゼミの準備(+生命維持に必要なこと)しかしてません。

ゼミのメンバーは気心の知れた(カムアウト済みの)クラスメイトなので気は楽だし、何しろ好きこのんで選んだ分野なので半日それを勉強していられるのは楽しいことこの上ないし、研究室のコーヒーは美味しいし、幸せです。

2003.04.16

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GID研究会

3月22日の第5回GID研究会に出席してきた。色々な報告なされたが、私が特に興味を持った話題は次のものだ。

この他に、由美氏が「GID関連のホームページにおける功罪について」という報告の中で「ホルモン剤服用を薦めたり購入法を教えたりしているサイト」について言及していたことも印象に残っている。

ホルモン剤についてはうちのサイトでも、リンク集に於いて軽く言及している。由美氏が指摘しているような問題点については考えたけれど、結局「選択肢へのアクセスは確保されるべき」という考えから輸入代行業者にリンクを張った。

ただ、今回色々考えたところ、もう少しそのあたりの考えを詳しく記述しないことにはちょっと無責任な気もするので修正を予定している。

2003.03.26

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バーチャルネットアイドル

バーチャルネットアイドルと呼ばれる種類のサイトがある。しかも、いつの間にか増殖していた模様。googleの検索結果を見ると大量のバーチャルネットアイドルサイトが列挙されている。

たぶんここが元祖なんだろうけれど、私がこの種のサイトを最初に知ったのはバーチャルネットアイドル・ちゆ12歳だった。バーチャルネットアイドルとは、バーチャルアイドルとネットアイドルのあいの子です、ということだそうで、詳しくは同サイトのプロフィールのページに書かれている。

しかし、実際には「ちゆ」はオタク文化を誇張し、おちょくって遊ぶサイトなんじゃないかとも思ったりする。ちゆは如何にも最近のオタクな殿方が好みそうな二次元ロリータ美少女であり、そのちゆがオタクやカルト教団や左翼に向かって毒舌を向ける。その口調は可愛らしいのだけど、内容は毒々しい。これで「ちゆたん萌え〜」とか言うオタクはいないんじゃないかと思う。

で、なぜいきなりバーチャルネットアイドルの話なのかというと、最近話題の産経新聞社リンク規制問題関連のサイトを巡っているうちにバーチャルネット法律娘 真紀奈17歳にたどり着き、「へー、こんなサイトがあるのか」と驚いたことに端を発する。

「真紀奈」は気に入った。数ある一般向け法律サイトの中でも「真紀奈」はかなり読みやすく理解しやすいほうだと思うし、バーチャルネットアイドルと法律を結びつける発想も良い。私が六法大好きな人間なので多少歪んだ評価かも知れないけれど。まあ、バーチャルネットアイドル特有のある種のオタ臭さが気にならない人ならおすすめの法律サイトだ。

ゆうきは「真紀奈」を応援しています。(ちゆ風に)

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2003.03.15


暴れん坊将軍の恐怖

そう言えば先日、変な夢を見た。基本的には暴れん坊将軍風な時代劇で、私は隅の方にちらりと出てくるような脇役の町娘だった。こんな妙な設定の夢を見るのは幼い頃から森奈津子を読んで育ったせいだろう。

さて、夢の前半は定番の流れだから興味のある方はオリジナルの暴れん坊将軍なり水戸黄門なりをご覧くださればそれで宜しい。で、クライマックスの部分なのだけど、乱入者が将軍吉宗その人であると知った悪役が問題だ。

彼がそれを知ってから「上様がこんなところにおられる筈がない」と言い出すまでに彼の中では色々と葛藤があったらしく、難しい顔をしたままで妙な間が空いていた。緊迫した空気が漂う。そのせいで私はついつい彼に、「ファイナルアンサー?」と訊いてしまったのだ。

お陰で私は敵味方を問わず登場人物全員から「いや、時代劇だから」とつっこみ入れられてしまった。そこで目が覚めた。

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2003.03.01


良サイトを発見して思ったこと

WWWをあちこちフラフラしていたら、思いがけず良いサイトを見つけた。mori氏のUNKNOWNだ。

サイト構成が分かりやすいし、何より今まで感じてきたことが私に近い。mori氏はFtMなので、私とは全く逆転してはいるが、方向性が反転していても構造は近いと思う。

それにしても、mori氏の自分史はまとまっているし読みやすくて素晴らしい。触発されて、私も早く自分史を公開しようと思った。

今公開の準備をしている自分史は、私がこのサイトで一番書きたかったものでもある。結局、「このサイトについて」にも書いてある通り、このサイトの主たる存在意義は私の自己満足なのだろう。自己満足にせよ、これまで資料をまとめてきた経験は当初想像した以上に多くを私にもたらしてくれた。

私は基本的には自然科学の視点で世界を把握する人間だと思う。それが「性同一性障害の概要」を書いた理由だ。性同一性障害というものが自然科学から見てどのように位置づけられるのか、また典型的にはどのような性質を示すものであるのかを調べ考察することを通じて、私は初めて私がどういうものであるのかを少し把握できた。

私が性同一性障害者という性質を持っている以上、私が私を知るためには自然科学の基本的な手法である「ものを分解して分割して観察し、モデルを立てて因果関係を調べ……」という形に基づいて性同一性障害を知る必要があった。

私が何者であるのか、私はずっと考えていた。人間は何かに所属しているという感覚が無いと不安になる傾向があるらしい。私たちの文化に属する多くの人にとって性別は自明な所属感覚として機能している。でも、私はその恩恵を得られなかった。

少なくとも男性であることにはあまりにも無理があった。しかし、自分の身体を見れば女性でないこともまた明らかである。それはいったい何なのだろうと私は思っていた。当時は未だ性別が二種類であるという迷信を信じていたので、身体の性に基づいて自分の状態を認識しようとした。しかし、その間違った前提は論理の迷走と幾つかの常軌を逸した行動を導くだけで、結局そこからは何も得られなかった。

色々迷いはしたけれど、私は性同一性障害という言葉にたどり着いた。自然科学を学んできた者としての私は、性同一性障害という概念によってこそ私の辿ってきた道を矛盾なく説明可能であると考えている。そのことによって、私は私が何者であるかを少しだけ把握したのだ。

2003.01.30

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[2003.01.26] 久しぶりの秋葉原

お姉さまのパソコンを買いに、一緒に秋葉原へ行った。結局今日は買わずに帰ったのだが、ショップブランドで良さそうなのはいくつかあった。それから、ちょっと値段は張るけれどLavieの新モデルは機体のデザインが良かった。

それにしても、しばらく行かない間に随分とオタクの街になったものである。昔良く来たラジオ会館は、かつての姿は見る影もなく海洋堂やらK-Booksやらで埋め尽くされているし。怖いもの見たさでお姉さまとフィギュアのコーナーを見たけれど、うーん、濃ゆい。半分ぐらいはネタが分かってしまうあたり、まあ私らも同類なのだが。

今日の目的は3つ。買うべきパソコンの目星を付けること、オタクショップ観光、最後の1つはメイドさんカフェだ。少し前に某所で話題になっていたCafe Mai:lishに行ってきた。分かるとは思うけれど、要するに店員さんがメイドさんルックな訳だ。

内装は可愛い。色遣いや何かがややセル画的なのに目をつむればまあ良いでしょう。 味も悪くなかった。格別おいしい訳ではないけれど、値段を考えれば妥当な味。紅茶は良かった。紅茶400円だったらどうしようもないような代物を出す店も多いのに、Mai:lishの紅茶はまともだった。

それはいいんだけど、スタッフを元にしたキャラクターのロリなアニメ絵が随所にあるのはどうかと思う。その絵でグッズ作って売ってるし。通販までしてるし。それも売りの1つなんだろうけれど、私はそれにはついていけない。

2003.01.26

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[2003.01.25] Loki萌え

Modern C++ Designを読み直した。

サポートされているデザインパターンのうちいくつかは、最初読んだときにはいまいちピンとこなかった。多分自分で使ってみたことがなかったからだろう。 だが、今日は違った。つい先日勉強のためにGoF本を読みながらいろいろやってみたからだ。Visitorの実装の手間も少しは分かっただけに、Lokiの有り難みが分かった。

オタクの語彙でいうなら「Loki萌え〜」だ。自動化されたAbstract Factory, 柔軟なSmart Pointer, それを支えるTypelist。Loki萌え!

2003.01.25

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通院・自分史

久しぶりにあべメンタルクリニックに行ってきた。前回行ったときに書いてくるように言われた「自分史」に随分手間取ったためもあって、ここしばらく行っていなかったのだ。

自分史に書くべき内容は大したものじゃない。でも、思い出すだけでも辛いような事柄も色々含まれていて、思い出そうとする端から記憶がこぼれ落ちていったり、思考が止まってしまったりして、なかなか書けなかった。ただ、そんな状態だからこそ、私はそれを思い出し整理して書き留めるべきであると思って、私は書いた。阿部先生が仰るにはどうやらそんなに必死に書かなくても、もっと簡単にまとめたもので良かったらしいけれど。

提出した自分史は、差し支えのある部分を修正した後、このサイトに公開するつもりでいる。

2003.01.22

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ぼくらのうた

栄里嬢のところでカムパネルラぼくらのうたを聞かせてもらったが、感動。「まっくら森の歌」は元々大好きな歌だったけれど、この演奏がまた格別で、目が潤んだ。

2003.01.12

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年明けのCocco

CDを聞きながらバイトの資料に目を通していたら、仕掛けておいた時計のアラームが鳴った。いつの間にか年も明けたようだ。

ちなみに、そのとき掛かっていたのはCoccoの「遺書」。私の一年は「遺書」で始まったらしい。実に縁起がよい。

2003.01.01

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© 2003 ゆうき